ロワールお菓子紀行2001

2001年9月4日(火)

9:00パリ・モンパルナス駅発TGVでロワール地方のアンジェに向かう。アンジェといえば、クレメ・ダンジェ。そして日本人のスタージュを数多く受け入れている「Le Trianon:ル・トリアノン」というルレ・デセールのメンバーのお菓子屋さん。ここで知り合いの知り合いが働いているはずなのだが、パリでは連絡がつかなかった。アンジェ着10:29。片道254FF。駅のロッカーに荷物を預け(15FF)、インフォメーションを探す。駅前においしそうなパン屋さんがあったので、ふらりと入ったら、そこは目指していたル・トリアノンが出しているパン屋「Le Grenier à Pain:ル・グルニエ・ア・パン」だった。この時期にしかないプルーンのタルト(15FF)やチェリーの入ったフィナンシェ(5FF)を買おうとしたら、なんとちょうどそこで働いていた知り合いが出てきてくれた。1:00に仕事が終わるというので、ランチの約束をし、いったん別れてインフォメーションに行って地図をもらう。ここで郷土料理の本(30FF)も購入。
 

トリアノンは賑やかな商店街にあった。朝食がてらケーキを買ってお茶をすることに。やはりここで働いていた日本人におすすめを聞いて、

○L’Automne(底はマカロナード、バンドはビスキュイ・ジョコンド、プラリネ・クロッカン、クレーム・キャラメル、キャラメル・ポワールをデコレーション)18FF
○Le Baccarat(ビスキュイ・オ・ザマンド、ムースリーヌ・バニーユ、赤いフルーツ、表面に赤いゼリー)16FF
○Le Caroussel(マカロナード、ムースリーヌ・ショコラ、クレームブリュレ・ア・オランジュ、チョコレートのグラサージュ)18FF
○Yちゃんリクエストのサーモンとほうれん草のキッシュ、18FF

をセレクト。これにコーヒーを頼んで合計92FF。お土産にブッション(チョコレートを薄いクッキーで巻いたもの)36FFを買う。
  

それから「La Petite Marquise:ラ・プティット・マルキーズ」でアンジェの青いかわら、缶入り26FFx2個を購入。さらに何件かお菓子屋さんをのぞいて、駅に戻る。
 

ランチは町で1番という「Provence Café:プロヴァンス・カフェ」を予約してくれていた。突然雨が降り出したので、店に駆け込む。もう1人日本人パティシエも合流する。ここまで来てなんでプロヴァンスなのかとも思ったが、確かにおいしかった。200FF。
前菜にサーモンのタルタル
メインにカジキマグロのグリル
デザートにフレッシュシェーブル
  
Clos de Saint Yves (AC Savennières) Domaine des Baumard

雨もあがったので、アンジェの古い町並みが残っているというあたりを散歩し、クレメ・ダンジェを見かけたというLes Hallesに連れていってもらう。そこのチーズ屋さんで聞いてくれたのだが、毎日あるわけではないらしい。やはり幻か?それから時間があったので、せっかくなのでアンジェ城を見学し、ワイン屋さんを覗き、グルニエ・ア・パンの厨房をみせてもらい、お土産をもらって駅へ。17:10アンジェ発、17:30ソミュール着。片道43FF。この日の宿泊はシャトー・ホテル「Le Prieuré:ル・プリウレ」だ。

ソミュールの駅からホテルまではタクシーで110FF。着いたのは小さなお城。ロワールを見下ろせる小高いところにある。私達の部屋は離れで、1階と2階に1部屋づつある。ちょっとイメージしていたものとは違うが、まあお城といえばお城。洗面所などは近代的で、シャワーブースは独立していてなかなか快適。夕食前に少し近所を歩いてみる。
 

ディナーでは是非この地方の赤い発泡酒をいただきたかったのだが、品切れだそうだ。仕方がないので、ソミュールの白の発泡酒で我慢する。1杯50FF。そして私はこの地方の名物料理のコース245FF、Yちゃんはアラカルトで
○Risotto aux asperges 125FF(アスパラガスのリゾット)
Filet de bar roti 190FF(スズキのロティ)
Aumoniere aux poires 80FF
 
 

 
Saumur Blanc Imago 1998 260FF

ここの料理が、想像を絶するまずさ。というか味がない。私がフランスで今まで食べた料理の中で最悪。ホテルのレストランでコースが5000円しないので、まあ高くはないから許せるが、とても全部は食べられなかった。雰囲気はいいのにかなり残念。合計1030FF。

2001年9月5日(水)

朝食はとらずにぎりぎりまで寝ている。部屋代は1360FF。タクシーを呼んでもらってソミュールの駅へ。100FF。ソミュール発9:44、トゥール着10:22の電車でトゥールへ。57FF。トゥールは以前Yちゃんが住んでいたことがあるので、動きは早い。ただ、駅のコインロッカーが18:00で閉まってしまうので荷物が預けられない。まずインフォメーションへ行き、午後のバスツアーの集合場所を確認し、本屋を探す。トゥールは花の町といわれているそうで、この日も花市をやっていた。Fnacで料理の本を見つけ、(56.05FF)、隣の雑貨屋で絵葉書を買い、お菓子屋さんめぐりスタート。駅前のブリオッシュ専門店「S.Lelong:ルロン」で小さなブリオッシュを買って(4.3FF)、歩きながらつまみぐい。そして「La Chocolatiere:ラ・ショコラティエール」でケーキを。それとお土産に詰め物をしたプルーン。それから「Au Vieux Four:オー・ヴュー・フール」という昔ながらのパン屋さんでクロワッサンを買って、外にあったベンチでショコラティエールのケーキも食べてしまう。そして「Aux Délices de Michel Colombe:尾・デリス・ド・ミシェル・コロンブ」でコーヒーを飲んで、トイレに駆け込む。ここのヌガーがおいしいのだそうだが、ヌガーはあまり得意でないのでパス。
  

お城めぐりのツアーは日本語の解説つきという会社のものにしてもらったのだが、古〜いカセットテープを聞かされるだけで、あまりいいことはなかったかも。当然お客さんは日本人ばかり。このツアーはミニバスで曜日によって決められたお城の前まで連れていってくれ、運転手さんがまとめて入場券を買ってくれて、集合時間を告げられて解散。各自で城見学をし、バスに戻るしくみ。185FF。この日は、

○フォジェールFougères
15〜16世紀の建設。ブロワで最も古い。
○シュヴェルニーCheverny
1604年から30年かけて造営。左右対称の均整のとれた美しさ。フランス古典様式の代表的な城館で、内装や家具調度は多彩。
○シャンボールChambord
ロワール川流域最大の城。1519年フランソワ1世の時代に着工し、完成したのは1685年ルイ14世の頃。設計はレオナルド・ダ・ヴィンチといわれ、中央にあるらせん階段は、上る人と下る人が顔を合わせないような構造になっている。

以上を見学し、アンボワーズAmboise、ショーモンChaumont、ブロワBloisを通り過ぎるという内容。13:00から18:45まで。
  

駅に戻ってタクシーで「Jean Bardet:ジャン・バルデ」へ。50FF。この日パリへ戻るので、あまり時間はないのだが、まずは「フランスで1番おいしい庭」を散策。ハーブ、トマトから、ブドウまで。この日に使うハーブを下っ端のシェフが摘んでいたりする。庭では楽団が演奏の準備をしている。そしてテラスでアペリティフを飲みながら、メニュー選び。時間のないのが本当に残念。
 

私の前菜はお庭の野菜達。先ほどの庭園の野菜がうつくしく盛られている。微妙に茹ですぎなのはフランス式だから仕方ない。が、シンプルで力強い野菜のパワーでこちらもリフレッシュ。Yちゃんはジロールのソテー。メインは私がルージェのグリル。これが今まで食べた中で最もおいしい魚料理の1つであった。火の通り方が絶妙。Yちゃんのスズキも石と一緒に出てきて、見た目は地味なのだが、目の前で皿に盛り付けてくれ、これもすばらしいものだった。デザートは時間がなかったので、1番早くできるものと頼んだら、出来合いのムースかなんかで、これは頼まない方がよかったかも。前菜各190FF、メイン各250FF、デザート各95FF、コーヒー25FF。
  
  


Vouvray sec (François Pinon) 1997 230FF
そしてリストで見つけてしまった私のヴィンテージのVouvrayをお持ち帰り。420FF

合計1915FF。そしてあわててタクシーで駅に戻り、TGVでパリへ。TGVはトゥールから出る場合と、トゥールから10分ほどのサン・ピエール・デ・コール駅発で、トゥールからは接続電車が結んでいる場合があるのだが、私達が乗ろうとしていたのはサン・ピエール・デ・コール発。トゥールから接続電車にのる時間がなかったので、サン・ピエール・デ・コールまでタクシーで行く(100FF)。22:17サン・ピエール・デ・コール発、パリ着23:15。片道219FF。

2001年9月6日(木)

語学学校のあるYちゃんとランチの待ち合わせをして、午前中は1人でパリをまわる。そしてランチは「SHOZAN:ショーザン」へ。ランチ名物フォアグラすしと鶏の照焼きを頼む。盛り付けはすばらしいのだが、味はなんというか。和食と思ってはいけない。でも雰囲気はおしゃれ。芸能人やスッチーも見かける。日本酒のカクテルなどを頼んでしまったが、これもあまりおすすめではない。300FF。
 
 


それからYちゃんと別れて、1人でシャネルに入る。1人だと気が弱くなるというか強くなるというか、勢いでバックを買ってしまった。そしてメトロで「Produits des Monasteres:プロデュイ・デ・モナステール」へ行き、歩いてセーヌ川を渡って「Bleu dans l’Ile:ブルー・ダン・リル」でネギュス(45FF)とAnis de L’Abbaye de Flavigny(10FF)を買い、「Pom’Cannelle:ポン・カネル」でベルティヨンのアイスを食べトイレへ。それから頼まれていた絵を探しにサン・ミッシエルのブキニストへ行ったのだが、昨年売っていたお店にはない。順番に1軒づつ探してようやく見つける。それから買い物を少しして、メトロでディナーの待ち合わせの「La Mosquée:ラ・モスケ」へ。モスケとはイスラム寺院。中にはレストランと中庭のサロン・ド・テ、そしてハマムがある。店内はモザイク模様が美しい。ここでクスクスとミントティを食する。合計220FF。お酒が飲めないので安いし、早い。ちゃんとクレジットカードが使えてよかった。

2001年9月7日(金)

タクシーでオペラまで行き、Les cars Air France(リムジンバス)で空港へ。65FF。空港で化粧品を買って日本へ。